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イチモンジタナゴ

Acheilognathus cyanostigma JORDAN et FOWLER 1969中村
Rhodeus ( ?  ) cyamostigma (JORDAN et FOWLER) 1976宮地・川那部・水野

コイ科タナゴ亜科タナゴ属
体長45〜80mm
琵琶湖淀川水系 三方湖群 由良川水系 木曽三川
側線は完全 口ヒゲは2本で短い


 



 実物は体型だけ見ると良く肥えたモツゴのような流線型で、大変優美で美しく、側線の上部に一本の青い縦条が強く入っています。
 特に春の産卵期の婚姻色の美しさはタナゴ類中一番でしょう。
 ただ、タナゴ類に限りませんが、水槽に入れると色あせていきます。自然での姿と水槽での姿は野生魚では随分違いがあります。私にとっては永遠の課題かもしれません。

 木津川でも大変たくさんいました。本流ではなく、タマリのような池になっている場所でした。現在は見る影もありません。赤虫での釣りでも良く釣れ、じゃまになったほどでしたが、どこかひ弱な一面ももっています。
 寿命も長くはなくタイリクバラナゴのような強靭さは持ち合わせていません。植物性の嗜好が強く、餌にもひと工夫がいるのではないかと思います。

 研究も進んでおらず、文献類も大変少ない状況です。今となっては、致命的に遅い感があります。



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