キツツキ目 PICIFORMES
キツツキの仲間達
八幡市を中心とした撮影記録です。
八幡市ではコゲラが普通に見られ、アカゲラも冬季を中心に個体数が少ないながらも普通に観察できます。アオゲラも稀に観察できることがあります。
キツツキ類は・・・ゲラという名前がついていますが、ゲラはキツツキ類の「ケラ」の濁音。キツツキは「啄木鳥」と中国でも使われています。(一語で表す古い漢字もあります。)
啄は「鳥が物をついばむ、嘴で物をつついて食う」の意。Woodpecker もキツツキ類の総称。
古名は、テラツツキからケラツツキ、キツツキと変化。平安時代の字書に現れています。このケラ、テラは、鳴き声と木をつつく音の説がありますが、現在では不明とされています。
樹を激しく嘴でつつくのは内部に空洞があるかどうかを反響音の差で感じとっていると思われています。つついて振動を与えると、虫の幼虫は逃げるために侵入孔へ逆上りするので捕食しやすいとされています。孔に潜む虫の幼虫類を捕食するために、キツツキ類の舌は嘴の2倍以上あり、特殊な形状に進化しています。
キツツキ類の存在は他の鳥類、動物、昆虫達にも多大な影響があり、森林の保全そのものにかかせない存在です。キツツキ類の生息していない松林は、松枯れの大敵であるマツノマダラカミキリが多く生息することになってしまいます。
初めてアカゲラを見た時は独特の風貌から、ピノキオを思い出したものでした。採餌行動も含め、他の鳥類とは異なる独特の存在感があります。
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